カーテンは、窓まわりで使われる身近なインテリア用品のひとつです。部屋の中で目に入りやすいものですが、細かく見ていくと、カーテン本体だけでなく、レール、フック、タッセル、房掛けなど、いくつもの部品や付属品によって成り立っています。
また、カーテンと一口にいっても、厚手のドレープカーテン、光を通しやすいレースカーテン、上下に開閉するシェード、巻き上げ式のロールスクリーンなど、窓まわりに使われるアイテムにはさまざまな種類があります。見た目が似ているものでも、構造や開閉のしかたが異なる場合もあります。
この記事では、カーテンまわりでよく使われる用語を、カーテン本体、部品、形、似た窓まわりアイテムに分けて整理していきます。
カーテンとは何か
カーテンは、窓や出入口などに取り付けて使う布製のインテリア用品です。一般的には、窓の内側に取り付けたレールに吊るし、左右に開閉して使います。
日常的に使われるものなので、単に「窓にかける布」と考えられがちですが、実際には窓まわりを構成する要素のひとつとして、いくつかの部品や関連アイテムと組み合わせて使われます。
窓まわりに使われる布製品
カーテンは、窓まわりに使われる布製品の代表的なものです。布を吊るして使うため、折りたたまれたヒダや裾の形、丈の長さなどが見た目にも関係します。
一般的なカーテンは、上部にフックを取り付け、そのフックをカーテンレールのランナーに引っ掛けて使います。開けるときは左右に寄せ、閉めるときは窓全体を覆うように広げます。
カーテンには、窓を覆うという基本的な役割があります。ただし、種類によって布の厚みや透け方が異なるため、同じカーテンでも見分けるポイントは変わります。
カーテンと付属品の関係
カーテンは、本体だけで完結するものではありません。多くの場合、カーテンレール、フック、ランナー、タッセル、房掛けなどと組み合わせて使います。
たとえば、カーテンを吊るすにはレールとフックが必要です。カーテンを開けた状態でまとめておくには、タッセルや房掛けが使われます。このように、カーテンまわりの用語を整理するときは、カーテン本体と付属品を分けて考えるとわかりやすくなります。
窓辺に見えているものがすべてカーテン本体とは限らないため、部品ごとの名前を知っておくと、説明や確認がしやすくなります。
カーテンの主な種類
カーテンまわりのアイテムには、布を左右に開閉するものだけでなく、上下に動かすものや巻き上げて使うものもあります。ここでは、一般的に見かける主な種類を整理します。
ドレープカーテン
ドレープカーテンは、厚手の生地で作られた一般的なカーテンです。窓まわりで「カーテン」と呼ばれるものの中でも、特に代表的な種類といえます。
ドレープとは、布がゆるやかに波打つように垂れ下がる状態を指す言葉です。ドレープカーテンは、ヒダを作って吊るされることが多く、布の厚みや重なりによって立体的な形になります。
レースカーテンと組み合わせて使われることも多く、室内側にドレープカーテン、窓側にレースカーテンを掛ける構成がよく見られます。
レースカーテン
レースカーテンは、薄手で透け感のあるカーテンです。ドレープカーテンよりも軽く、光を通しやすい生地が使われます。
白や淡い色のものが多く、窓側に取り付けられることが一般的です。外からの視線をやわらげながら、室内に光を取り入れやすい点が特徴です。
レースカーテンと聞くと、細かな模様のある装飾的なものを想像する場合もありますが、実際には無地に近いものや、縦のラインが入ったものなど、さまざまなタイプがあります。
シェード
シェードは、布を上下にたたみ上げるようにして開閉する窓まわりアイテムです。左右に開くカーテンとは異なり、上方向に引き上げて使う点が特徴です。
シェードにも布が使われるため、カーテンと近いアイテムとして扱われることがあります。ただし、開閉の仕組みはカーテンとは異なります。
カーテンが横方向に動くのに対し、シェードは縦方向に動きます。そのため、窓まわりをすっきり見せたい場合や、布の面を一枚のパネルのように見せたい場合に使われることがあります。
ロールスクリーン
ロールスクリーンは、布やスクリーン状の素材を巻き上げて使う窓まわりアイテムです。上部にある筒状の部分に生地を巻き取る構造になっています。
カーテンのようにヒダができるのではなく、一枚の面として窓を覆う形になります。開けるときは上に巻き上げ、閉めるときは下に引き下ろして使います。
見た目は布製のアイテムに近い場合もありますが、構造としてはカーテンとは別のものとして整理するとわかりやすいです。
ブラインドとの違い
ブラインドは、細長い羽根状のパーツを並べた窓まわりアイテムです。羽根の角度を変えることで、光の入り方や視線の通り方を調整できます。
カーテンが布を大きく開閉して窓を覆うのに対し、ブラインドは羽根の向きや上下の動きで調整する点が異なります。
素材も、布ではなくアルミ、木、樹脂などが使われることがあります。そのため、カーテンと同じ窓まわり用品ではありますが、構造は別のものとして考えられます。
カーテンまわりの部品

カーテンを使うには、本体だけでなく、取り付けや開閉に関わる部品が必要です。ここでは、カーテンまわりでよく出てくる部品名を整理します。
カーテンレール
カーテンレールは、カーテンを吊るすために窓の上部などに取り付ける部品です。レールの中をランナーが動き、そのランナーにカーテンフックを引っ掛けて使います。
一般的なカーテンレールには、機能を重視したシンプルなものや、見た目に装飾性のあるものがあります。レールが一列のものもあれば、ドレープカーテンとレースカーテンを重ねて使うために二列になっているものもあります。
カーテンの開閉は、このレールに沿って行われます。そのため、カーテンまわりの中でも基本となる部品です。
カーテンフック
カーテンフックは、カーテン本体をレールのランナーに吊るすための小さな部品です。カーテンの上部に差し込み、フック部分をランナーに引っ掛けて使います。
フックには、カーテンの高さを調整できるものもあります。カーテンの上部がレールをどの程度隠すか、裾が床や窓枠にどのように合うかにも関係します。
普段はカーテンに隠れて目立ちにくい部品ですが、カーテンを吊るすうえでは欠かせないものです。
タッセル
タッセルは、開けたカーテンを束ねるための帯状またはひも状の付属品です。カーテンと同じ布で作られているものもあれば、ひもや房飾りが付いた装飾的なものもあります。
カーテンを左右に開けたとき、布が広がったままだと窓まわりがまとまりにくくなります。そのため、タッセルでカーテンをまとめ、房掛けに引っ掛けて固定することがあります。
タッセルはカーテン本体とは別の付属品ですが、カーテンと一緒に見られることが多い用語です。
房掛け
房掛けは、タッセルを引っ掛けるために壁や窓枠の近くに取り付ける小さな金具やパーツです。
カーテンをタッセルでまとめたあと、そのタッセルを房掛けに掛けることで、カーテンを開いた状態で固定できます。形はシンプルなフック状のものから、装飾のあるものまであります。
タッセルと房掛けはセットで使われることが多いため、カーテンをまとめる部品として一緒に覚えておくと整理しやすいです。
ランナー
ランナーは、カーテンレールの中を動く小さな部品です。カーテンフックを引っ掛ける部分で、カーテンを左右に開閉するときにレールの中を移動します。
カーテンを開け閉めするとき、実際にレールに沿って動いているのはランナーです。カーテン本体、フック、ランナー、レールがつながることで、カーテンはスムーズに開閉できます。
普段はあまり意識しない部品ですが、カーテンの動きに直接関わる重要な部分です。
カーテンの形に関する用語
カーテンには、形やサイズを表す用語もあります。購入時や説明時によく使われるため、基本的な意味を整理しておくと便利です。
ヒダ
ヒダは、カーテン上部に作られる折りたたみ部分のことです。布を一定の間隔でつまむようにして縫い、吊るしたときに波のような形が出るようにします。
ヒダがあることで、カーテンには立体感が生まれます。また、カーテンを閉めたときにも布が平らになりすぎず、自然なゆとりが出ます。
カーテンの見た目や布の使用量にも関わるため、形を説明するときに出てきやすい用語です。
丈
丈は、カーテンの縦の長さを表す言葉です。上部から裾までの長さを指し、窓の高さや取り付け位置に合わせて選びます。
腰高窓に使うカーテンと、床近くまである掃き出し窓に使うカーテンでは、必要な丈が異なります。丈が短すぎると窓を十分に覆えず、長すぎると裾が床に余ることがあります。
カーテンを選ぶときは、窓そのものの高さだけでなく、レールの位置からどこまで覆うかを確認することが大切です。
幅
幅は、カーテンの横の長さを表します。窓やレールの横幅に対して、どのくらいの布幅が必要かを考えるときに使います。
カーテンはヒダを作って吊るすため、実際の窓幅と同じ長さの布を用意すればよいとは限りません。レールの長さやヒダの量によって、必要な幅は変わります。
幅は、カーテンを閉めたときに中央や端にすき間ができないようにするためにも確認したい部分です。
裾
裾は、カーテンの下端部分を指します。床に近い位置や窓枠の下あたりにくる部分です。
裾の位置は、カーテンの丈と関係します。掃き出し窓の場合は床の近くまで下がり、腰高窓の場合は窓枠より少し下までくることが多くあります。
また、裾の縫い方や重さによって、カーテンの落ち方が変わる場合もあります。見た目だけでなく、サイズ確認のときにも使われる用語です。
開き方
開き方は、カーテンをどの方向に開閉するかを表す考え方です。一般的には、左右に分かれて開く両開きと、片側だけに寄せる片開きがあります。
両開きは、中央から左右に開く形です。多くの窓で見られる一般的な使い方です。片開きは、カーテンを一枚で使い、左右どちらか一方に寄せる形です。
同じ窓でも、レールの位置や家具の配置によって、使いやすい開き方が変わることがあります。
カーテンと似た窓まわりアイテム

窓まわりには、カーテンと似た役割を持つアイテムがいくつかあります。どれも窓を覆うために使われますが、構造や動かし方に違いがあります。
カーテンとブラインドの違い
カーテンとブラインドの大きな違いは、窓を覆う部分の構造です。
カーテンは布を吊るして使います。一方、ブラインドは細長い羽根状のパーツを並べて構成されています。ブラインドは羽根の角度を変えられるため、完全に開閉しなくても光の入り方を調整しやすい構造です。
カーテンは布の面で窓を覆り、ブラインドは羽根の向きで調整するものと考えると区別しやすくなります。
カーテンとロールスクリーンの違い
カーテンとロールスクリーンは、どちらも布やスクリーン状の素材で窓を覆う点では似ています。ただし、開閉のしかたが異なります。
カーテンは左右に開閉しますが、ロールスクリーンは上下に動かします。上部の巻き取り部分に生地を巻き上げる構造のため、閉めたときは一枚の平らな面として見えます。
ヒダのある布として使うものがカーテン、巻き上げて使う一枚面のものがロールスクリーンと考えるとわかりやすいです。
カーテンとシェードの違い
カーテンとシェードは、どちらも布を使う窓まわりアイテムです。ただし、カーテンは左右に開き、シェードは上下にたたみ上げるように開閉します。
シェードは、布が段状にたたまれながら上がっていくものが多く、カーテンのように左右へ寄せる形ではありません。
同じ布製でも、横に開くか、縦に上げ下げするかを見ると、カーテンとシェードの違いを整理しやすくなります。
フリー素材で使いやすい画像例
カーテンまわりの記事では、窓やカーテン全体の写真だけでなく、部品がわかる写真を使うと内容と合わせやすくなります。ここでは、フリー素材で探しやすい画像例を整理します。
窓まわり全体の写真
窓まわり全体の写真は、カーテンがどのように室内に取り付けられているかを説明するときに使いやすい画像です。
たとえば、窓、カーテン、レール、床、壁が一緒に写っている写真であれば、カーテンが部屋の一部として使われている様子を伝えやすくなります。
記事の導入部分や、カーテンとは何かを説明する箇所に向いています。特定の商品を強く見せる必要がないため、シンプルな室内写真でも使いやすいです。
カーテンレールの写真
カーテンレールの写真は、カーテンまわりの部品を説明する部分に向いています。
レール、ランナー、フックなどが見える写真であれば、文字だけでは伝わりにくい部品の位置関係を補いやすくなります。窓上部を写した写真や、カーテンを少し開けた状態の写真が使いやすいです。
カーテンレールは普段あまり注目されにくい部分なので、部品説明の記事では役立つ画像になります。
レースカーテンの写真
レースカーテンの写真は、ドレープカーテンとの違いや、薄手のカーテンの特徴を説明するときに使いやすい画像です。
光を通している状態のレースカーテンや、窓側に掛けられている様子がわかる写真であれば、レースカーテンの位置づけを説明しやすくなります。
白いレースカーテンの写真はフリー素材でも比較的見つけやすく、記事全体の雰囲気をやわらかく見せる画像としても使いやすいです。
まとめ
カーテンは、窓まわりに使われる布製のインテリア用品です。ただし、カーテンまわりを整理して見ると、カーテン本体だけでなく、レール、フック、タッセル、房掛け、ランナーなど、さまざまな部品や付属品と組み合わせて使われていることがわかります。
カーテンの種類としては、厚手のドレープカーテン、薄手のレースカーテンのほか、上下に開閉するシェードや、巻き上げ式のロールスクリーンなどがあります。さらに、ブラインドのように羽根状のパーツで構成される窓まわりアイテムもあり、構造や開閉のしかたで区別できます。
形に関する用語では、ヒダ、丈、幅、裾、開き方などが基本になります。これらを知っておくと、カーテンの説明やサイズ確認がしやすくなります。
カーテンまわりの用語は、最初は似た言葉が多く感じられるかもしれません。しかし、カーテン本体の種類、取り付けに使う部品、形やサイズを表す言葉、似た窓まわりアイテムに分けて考えると、ひとつずつ整理しやすくなります。

